花木堂 花と骨董 武蔵野 西国立  
 
How to
◎なぜ枝どりが大切なのか。
花木堂では枝ものを、そして大枝にこだわり扱っていますがそこには大切な理由があります。
 
Step 1 向きを決める   Step 2 分ける   Step 3 整える
1本の大きな枝には様々な表情の 枝があり、
どの部分を取り出すか でまったく違ってきます。
この場合は全体の左上にある枝を 取り出します。
  柔らかみのない棒のような枝は捨 て、風を思わ
せるような曲線のわ き枝を選びます。長さはそ
のまま 取り出す枝の周りを、残す枝と落 とす枝
に分けながら作っていきます。
  最後に器を意識しながら長さを決め、 葉を整理
していきます。花のそばの 葉は大切です、器に
入れながら整え ましょう。
まとめ   大きな枝を用意するとそれだけ選択肢が広がり、自分で選び取る眼を養うことが出来るようになります。
 
◎花と枝の関係とバランスは?
◎組合せの相性
 
複数の花入材をれるときは大きさが同じにならないように、それ ぞれの
役割を決めます。この写真では白梅の枝を大きく、菜の花 をうんと小さ
く合わせています。 空間をつくる役は白梅で、早春の鮮やかな色は菜の
花です。 大きさ・小ささ・色彩などそれぞれがメリハリのある役割で奥
行 と変化を表現できます。
この写真では3つの個性がわかりやすく入っています。
緑の「三つ葉ツツジ」の葉は小さな面を右上から左下へ構成して います。
赤茶色の「葦」の葉は広い空間に線を描いています。 そして全体の中心
には「河原野菊」が白いコントラストで 点を打っています。
それぞれが自分の特徴を生かし、 組合せのバランスがうまくとれています。
 
◎Next Time    次回は花材が弱らないために気をつけること、「養生」について述べたいと思います。
 
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